燃えるぜ!人生珍道中旅日記:貴女と生きて

投稿日:
更新日:

少しだけ、お時間をもらえますか?

私の話を聞いて欲しい。



私はこんな人間だから

貴女に辛い思いをさせることは多々あると思います。

私はこんな人間だから

貴女を必ず幸せに出来るなんて誓えません。

それでも、精一杯努力します。

私の幸せを犠牲にしてでも、貴女が幸せになれるように。



仕事は続けてくれて構いません。

私に貴女を拘束できる権利などどこにもないのだから。

家事もできる限り手伝います。

女性だけに負担をかけさせる訳にはいきませんから。

貴女が仕事をしなくても、仕事のない日は料理でも作りましょう。

土日くらいは貴女も羽を伸ばしておいでなさい。



浮気はしないぞ?

私みたいな人間を愛してくれた女性に対して、

さすがにそれはおこがましい。

指輪をはめてくれたからには、墓の中まで連れて行きます。



でも、別れたいときには迷わず言ってほしい。

それは貴女のせいではなく、

貴女の心を繋ぎとめておけなかった、私の魅力のなさに非があるのだから。



私の幸せなんて気に掛けないで下さい。

貴女に幸せになって欲しい。

それが私の幸せです。





ただ、一つだけ。





どちらが先に逝くか分かりませんが、

もし貴女が倒れた時。

『貴方と暮らせて幸せだった。』

貴女の死に際のその一言で、私はもう、何も思い残すことはございません。

その一言で、私の人生の全てが報われるでしょう。

貴女と生きて本当に良かった、そう、思えるから。

「貴女と生きて」




と、こんなんで本当に亭主関白になれるんだろうか…?il||li OTZil||li