燃えるぜ!人生珍道中旅日記:歩んできた道、歩む道の先に
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もう、一年が経つ
一年前は、随分と悔いたものだ
子供時代以来ではないか、あれほど頬を濡らしたのは
罪から逃げ、罪悪に追われ
飲に逃げ、影に追われた
自らの生が疎ましく思え、死を望んだ
ただ、臨んだ時
冷たい手すりから響くは幻想の声
“生きて償え”
罪に黒ずんだ掌は、力なくずり落ち
曇った瞳から雫は落ちた
立ち止まる
足を止め、振り返る
あざ笑う黒い影は、消すことも斬り払うことも叶わない
向き合う
自分に、罪に、一生再会できぬ君に
この一年間で、俺は何が出来ただろう
何をすべきか分からぬ償いに
ただ出来る事を我武者羅に為して来た
瞼の裏には、淡く仄かな面影
君は今、微笑っているだろうか
いつか俺を死が迎え
地獄に落ちるその前に
―来世でも良い―
どうか、もう一度会わせておくれ
そして謝りたい
「ごめんね」と
一年経てども、若さは消えども、罪さえ消えぬ
そして、俺はまた償いはじめる
果てしなき道の先に
どうか、君よ、微笑っていて
一年前は、随分と悔いたものだ
子供時代以来ではないか、あれほど頬を濡らしたのは
罪から逃げ、罪悪に追われ
飲に逃げ、影に追われた
自らの生が疎ましく思え、死を望んだ
ただ、臨んだ時
冷たい手すりから響くは幻想の声
“生きて償え”
罪に黒ずんだ掌は、力なくずり落ち
曇った瞳から雫は落ちた
立ち止まる
足を止め、振り返る
あざ笑う黒い影は、消すことも斬り払うことも叶わない
向き合う
自分に、罪に、一生再会できぬ君に
この一年間で、俺は何が出来ただろう
何をすべきか分からぬ償いに
ただ出来る事を我武者羅に為して来た
瞼の裏には、淡く仄かな面影
君は今、微笑っているだろうか
いつか俺を死が迎え
地獄に落ちるその前に
―来世でも良い―
どうか、もう一度会わせておくれ
そして謝りたい
「ごめんね」と
一年経てども、若さは消えども、罪さえ消えぬ
そして、俺はまた償いはじめる
果てしなき道の先に
どうか、君よ、微笑っていて